コーヒー染め 絞り加工

『よぼー染め染め』のみなさんと楽しんだ、コーヒー染め体験レポート

こんにちは。染め屋 貴久 の店主です。今回は、昨年開催した コーヒー染め体験 の様子をご紹介します。参加してくださったのは、『よぼー染め染め』のみなさん。池田市主催のプロジェクトの一環として、株式会社ウェルビーイング阪急阪神が企画・運営する活動に参加された方々のグループです。

コーヒー染め

コーヒー染め体験の様子

参加者のみなさんは、それぞれ Tシャツを持参 して体験に臨みました。以前にサクラの枝染めを体験されていたこともあり、絞り染めの技法をすでにマスター されていたので、今回もそれを活かして個性的な模様を作ることに。

絞り風景

染色に使ったコーヒーは、参加者のみなさんが持ち寄った使用済みのコーヒー です。普段なら捨ててしまうコーヒー粕が、染色に役立つなんて驚きですよね。ただし、より濃く染めたい場合は、新しいコーヒーを使うのがオススメ です。

媒染(ばいせん)で色を定着させる

染める前に重要なのが 媒染(ばいせん) の工程です。今回は ミョウバンを使用 しました。媒染を先に行うことで、コーヒーの色素がしっかりと布に定着し、より深みのある色合いになります。

いよいよ染めの作業へ。鍋で温めたコーヒー液に、媒染済みのTシャツを入れ、じっくりと色を染み込ませていきます。みんなでワイワイ話しながら、時々かき混ぜたり、布の色合いをチェックしたり。こうした工程も 天然染めの醍醐味 です。

コーヒー粕を活用した染めの方法

コーヒー染めは、使い終わったコーヒーを再利用できる エコな染色方法 です。
コーヒーに含まれる タンニン という成分が、布に色をつける働きをします。
また、時間の経過とともに変化する 天然染料ならではの風合い も魅力のひとつ。

家庭でも手軽にできるので、興味のある方はぜひチャレンジしてみてください。

コーヒー染めに必要なもの

  • コーヒー(使用済み or 新しいもの) → 濃く染めたい場合は新しいものが◎
  • 染める布(Tシャツ、ハンカチなど天然素材のもの) → 綿や麻が染まりやすい
  • 媒染剤(ミョウバン) → 色の定着をよくするために必要
  • 大きめの鍋やバケツ → 染め液を作るため
  • 輪ゴムやヒモ → 絞り染めをする場合に使用

コーヒー染めの方法

コーヒー液の準備

  1. 鍋に水を入れ、コーヒー(使用済み or 新しいもの)を煮出して染め液を作る。
  2. 濃く染めたい場合は、コーヒーを多めに使い、しっかり煮詰める。

布の前処理

  • 染まりをよくするために、染める布をぬるま湯で洗い、汚れや糊を落とす。

媒染(ばいせん)処理

  1. 水1Lに対し ミョウバン約5g を溶かし、布を30分ほど浸す。
  2. その後、軽く水洗いして余分な媒染剤を落とす。

染めの工程

  1. 染め液が温かいうちに、布を入れてしっかり浸す。
  2. 30分〜1時間ほど浸けながら、時々かき混ぜる。

乾燥と仕上げ

  1. 染め上がった布を取り出し、水洗いして陰干しする。
  2. 乾燥後、アイロンをかけると色がより定着する。

コーヒー染めの注意点

  • 色落ちしやすいので、最初のうちは単独で洗濯する。
  • 染める布は綿や麻などの天然素材がベスト(化学繊維は染まりにくい)。
  • 染め液の濃度を変えると、さまざまな色合いを楽しめる。
  • ムラを防ぐために、染める際は均一に広げることが大切。

染め屋 貴久での体験受付中!

染め屋 貴久 では、今回のような 天然染料を使った染め体験 を随時開催しています。
コーヒーだけでなく、桜の枝や紅茶など、身近な素材を使った染めも体験できます。

初心者の方でも安心して楽しめる内容ですので、ご興味のある方はぜひお気軽にお問い合わせください!

皆さんも、自分だけのオリジナル染めを楽しんでみませんか?

染め体験 │ ベンガラ染め・藍染

貴久では、人の身体と自然に優しい天然染料にこだわった染め体験を開催しています。 水だけで簡単に染めることの出来るベンガラ染め、そしてインド藍を使った藍染などの体…

📢 最新の体験情報はInstagramで発信中!

ぜひフォローしてチェックしてくださいね✨

お問い合わせ

CONTACT

染め直しや染料のことなど、なんでもお気軽にご相談ください。
こちらから染め体験のご予約もして頂けます。

お電話のお問い合わせ

072-703-7016

営業時間:11:00~17:00

メールのお問い合わせ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA